Last modified 04/16/2002

Serial Camera

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東芝製デジタルメモリレコーダ用デジタルカメラユニット(DMR-C1)と Cygnal製8bitマイコン(C8051F300)を使って、シリアル接続のカメラを作ってみました。

ハードウェア

下の図はSerial Cameraの回路図(04/06/2002版)です。
DMR-C1の信号線はTrevaと互換があるようです。 C8051F300のポートと回路図の通り接続しました。
Serial Camera回路図(04/06/2002版)

DMR-C1TをC8051F300評価ボードにつなげたところです。
DMR-C1TとC8051F300評価ボード

ファームウェア

C8051F300用のファームウェアです。

460.8Kbps UART

C8051F300の内蔵オシレータの周波数は24.5MHzです。 そのままでは460.8Kbpsの設定ができません。(26.58 = 24.5M / 460,800 / 2 となり整数にならない) そこでOSCICL(Internal Oscillator Calibration Register)を設定して 内蔵OSCの周波数を約24.0MHz(= 460,800 × 26 × 2)に変更しています。
周波数変更の詳細についてはデータシートの11.1.1.Programming the Internal Oscillator on C8051F300/1 Devicesを参照してください。 ただし、このデータシートを読むと低い周波数にする場合OSCICLを減算するように読めますが、実際は加算しなければいけませんでした。 データシートではΔTDES = TBASE - TDESとなっていますが ΔTDES = TDES - TBASEが正しいと思われます。

DMR-C1

ファームウェアはシリアルポートに何かしらのデータを受信したら画像の取り込みを開始します。 DMR-C1のデータフォーマットはTrevaと互換があるようです。 画像の取り込みは、データ列にAA55を探し 30byte読みこみ後のデータ列の最後が55AAだったら、 その後の画像データ(202,752byte)をシリアルポートから送信するようにしています。

AA 55ダミーコード
FF D8フレームスタートマーカヘッダ
1Cヘッダ長(28)
F0モデルタイプ
F1バージョン
01 60水平画像サイズ(352)
01 20垂直画像サイズ(288)
81 31 20 フォーマット情報
8 : 8bitデータ
1 : YUV
3 : UYVY
1 : MSB
2 : 4:2:2
0 : 非圧縮
4B 43 23 38 43 46 2E 2Eメーカ情報
00 00 00 00 00 00 00 00ユーザ情報
55 AAデータスタートマーカ
U0,Y0,V0,Y1, U2,Y2,V2,Y3... 画像データ(352×288×2)
FF D9エンドマーカ

ソフトウェア

Windows98用のソフトウェアです。
メニューの「Capt」をクリックすると画像を取り込みます。 シリアルポートから送られてくるデータはYUVなのでRGBに変換して表示しています。 なおシリアルポートを460.8Kbpsで使用しているので、実行するには別途 SHSMODが必要だと思います。

取り込み画像


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