Last modified 09/27/2000

赤外線物体感知センサー


MindStorms情報局の 「電子工作?」掲示板で話題になった、KimKosaka氏の 赤外線近接センサーを 見て、赤外線受光ユニットの代わりにRCXの赤外線通信ポートが使えないかと考え、 ATMEL製8bitマイコン(AT90S1200-12)と赤外線LEDを使って実験してみたところ うまく動作させることに成功しました。

ハードウェア

下の図は赤外線物体感知センサーの回路図(04/23/2000版)です。
赤外線物体感知センサー回路図(04/23/2000版)

赤外線物体感知センサー部品表
種類 品名 数量 記号 備考
マイコン AT90S1200-12 *1 *2 1 U1 秋月電子通商 \280
LED 赤外線LED GL538 2 D1,D2
発振子 セラミック発振子 4.00MHz 1 X1 秋月電子通商 \40
抵抗 330 2 R1,R2 秋月電子通商 \100(100個)
10K 1 R3
コンデンサ 0.001U 1 C2
0.1U 1 C1 秋月電子通商 \100(10個)
その他 ブレッドボード EIC-301 1 秋月電子通商 \360
電池ボックス 単三×2 1 秋月電子通商 \40
電池ボックス専用スナップ 1 秋月電子通商 \20
*1
AKI-AVRプログラマーキットではRCEN(内部オシレータ有効/無効)を 変更できないのでAT90S1200Aは使えないので気をつけてください。
*2
動作電圧が3Vなので本来ならAT90S1200-4(2.7〜6.0V)を使わなければいけませんが -4品が入手できなかったので-12品を使っています。

消費電流を測定してみたところ、平均2.8mAほどでした。

ファームウェア

AT90S1200-12用のファームウェアです。

赤外線メッセージ送信

RCXの赤外線通信ポートの仕様やプロトコルについてはKekoa氏のページ RCX Internals に 詳しい説明があります。

下の図はシリアル送信動作タイミングです。
シリアル送信動作タイミング

仕様

左右の赤外線LEDから異なる赤外線メッセージ(190:右,191:左)を送信し、 物体で反射してきたメッセージをRCXで受信することによって物体を感知します。

使用例

下は赤外線物体感知センサーの使用例です。
outputポートAに左側モータ、outputポートCに右側モータを接続してます。 物体を感知した反対側のモータを0.2秒逆転させて物体をよけます。
RCX code
使用例
動画(176×144 9秒 81.92kbps) : ps.asf(102,427byte)


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